ふあふあ感・イライラする・緊張しやすい・もの忘れ・高揚感・悲壮感・不眠
神経系の原因について ~ 漢方の考え方 ~
①暴飲暴食や偏食、栄養不足、添加物の多いジャンクフードの多食など食生活の乱れ
②睡眠不足や昼夜逆転の生活はホルモンバランスを乱す引き金に。
③身体を冷やす生活習慣・食生活
④『気』が上手くまわらない。過度なストレスのかかる生活。
⑤『血』の不足。女性に多い。
⑥『水』のバランスの乱れ。身体の水のさばきが上手くいっていない。
めぐるの証
①胃腸の不調は身体の不調の元。
1日3食、バランスの良い食事を心がけ、なるべく毎日同じ時間に食事を摂るように。
夕食はなるべく早い時間に摂る事を心がける。
②睡眠時間だけではなく就寝時間帯も重要です。
夜の10時の就寝が理想。質の良い眠りのために準備を。
③冷えは万病の元。
エアコン効いた室内では保温を心がける。
冷たい飲み物や食べ物を控える。シャワーのみの入浴より、浴槽につかって下半身を温める。
④ストレスの種類は十人十色。
ストレスの発散・解消方法も人それぞれですが、上手くストレスと向き合い、なるべく発散・解消できるように心がける。
⑤『血』の流れが滞ると、脳へ血が行き渡らない。
『精』の不足で『腎』が生命エネルギーを蓄えられなくなります。
血液が血管の中を滞りなく流れていくためには、血液の量も大切です。また血管を流れる血液の質もとても大切です。
血管力を低下させてしまう要因はたくさんありますが、生活習慣を改善すれば血管力もアップします。
⑥代謝できない水分は『水毒』
となり、不調の原因になります。
「1日2ℓ」「水分をこまめに」と言われていますが、漢方的には摂りすぎの事が多いです。体質に合う水分摂取を心がけて。
まとめ
西洋医学では『体調が悪い』人を検査して基準値内なら『病気ではない』と診断されます。
東洋医学(漢方)では体の不調を『未病(みびょう)』ととらえ、体質や症状、生活習慣を見極めて治療方針を決めます。
めぐる漢方薬局では、お客様のお困りの症状などをお聞きするのと同時に、普段の生活習慣(食事の内容、時間・就寝時間・嗜好品・生理の内容など)・ストレスの有無などもお聞きして、お客様のご体質に合う漢方薬をご提案いたします。←漢方では『証(しょう)』を診断する事です。
『証』とは患者さん1人ひとりの心と身体の状態をあらわしたものです。
漢方で最も重要な役割を果たすもので、証によって処方される漢方薬が決められます。
証は「陰陽(いんよう)」「虚実(きょじつ)」「気(き)・血(けつ)・水(すい)」といった様々な『ものさし』によって判断されます。
証はいわばオーダーメイドの洋服を作るための型紙です。
『ものさし』によって体格や体質、体力や心理状態などを測り、個人差にあわせた型紙(証)が作られ、その患者さん専用の洋服(漢方薬)が仕立てられます。
そのために西洋医学的病名が同じであっても、証が違えば異なる漢方薬をお勧めすることがあるのです。
逆に西洋医学的病名は異なっても、証が同じであれば同じ漢方薬をお勧めします。