最近『フレイル』という言葉を初めて知りました。フレイルとは
☆高齢になることで筋力や精神面が衰える状態をさす言葉。英語のfrailtyの訳として「虚弱」のかわりに日本老年医学会が提唱している。転じて高齢者が要介護とならないよう予防していくことを目的とする概念をさす。
【フレイルの進行】
加齢に伴う変化や慢性的な疾患によってサルコペニアとなり、筋肉量・筋力の減少によって基礎代謝量が低下すると、1日のエネルギー消費量が減って食欲が低下して低栄養となります。
上記がフレイルの初歩的な知識です。『老化現象』というと嫌な感じを受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、『フレイル』です、今から予防に努めたらそんなに酷くなりません、と言われると『それなら頑張ろうか』と思うかもしれませんね。
中医学では病気になる前に対策を講じる『未病先防』という考え方があります。病気の症状が出てから病院に行くことが当たり前になっていますが、そもそも病気にならない身体をつくることのほうが快適に過ごすために重要だと思います。
また中医学では『補腎』『養血』『活血』という考え方があり、美と健康を保つキーワードとなります。
『補腎』で腎を補い生命力をみなぎらせ、『養血』で血を育て健康と美を手に入れ、『活血』で血と気の滞りをめぐらせ、女性の不調を解消します。特に腎の老化を防ぐことが若々しい身体を保つポイントとなるので『補腎』はフレイル予防に最適かと思います。
様々なテレビ番組などで紹介されている美と健康のための情報が『最新』で紹介されていますが、漢方で昔からなされている方法や考え方と同じ内容であることが多いので、お客様から『先生のお話と同じ内容でびっくりしました』と言われることがよくあります。
漢方は古くて時代おくれと思われがちですが、実は科学的に裏付けされたりして見直されているのです。
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