ニュース番組での話題ですが、夏場をしのぐ勢いで冬にアイスクリームが売れているそうです。
アイスクリームの売上はいまや冬場が市場の4割を占めるそうです。
企業も冬限定の魅力的な商品を出したり、売るために努力をしているそうですが、なぜ冬場にアイスクリームがこれほど求められるのかを分析したら、アイスクリームには冬場に求められる『味のコク・カルシウム・エネルギー』があるからではないか、と結論が出ていましたが、それだけではない魅力があるからだろう、と締めくくられていました。
『アイスクリームの歌』という童謡があります。♬おとぎ話の王子でも昔はとても食べられない アイスクリーム アイスクリーム♬ という歌詞だったと思います。
今はアイスクリームが年中食べられるから、本当に贅沢で素敵なことですよね。
ただ、漢方薬剤師の立場からは特に寒い冬場にアイスクリームやかき氷など冷たい食べ物や飲み物を摂取することはおススメできません。例え暖房でTシャツ1枚で過ごせるほど暖かい部屋でも、です。
冬なのに小春日和、みたいな暖かい日によく見かけるニュース映像で小さいお子さんとお母さんが『今日は暑いから』とソフトクリームやかき氷を店先で買って食べている図があります。
美味しいでしょうが『せめて小さいお子さんが一つ食べるのはやめた方がいいのに…』と勝手に考えてしまいます(笑)
冬でも冷たい食べ物や飲み物(アイスクリームやビール、生野菜サラダなど)を食べるような食習慣を続けてると、余分な水分が蓄積されて、冷えを助長する一因となります。胃腸など消化器系の働きが低下するので食べ物が消化吸収されず、体を温めるエネルギーを補えないのでさらに冷えを招きます。
冷えは消化不良や不眠、肌荒れ、関節痛、月経異常や不妊症、脳卒中やがんの一因となる万病のもとです。
できれば身体を温める『人参・かぶ・ねぎ・生姜・しそ・にんにく』などの食材を積極的にとっていただいた方が特に冬は良いかと思います。
それでも冷えや低体温でお悩みの方は、めぐる漢方薬局にご相談ください(笑)
冷え取りは漢方の得意分野です。