つやのある薄いピンク色の爪は、見た目の良さの問題だけではなく、健康のバロメーターとしても判断材料になります。
足の指の爪に多いのですが、爪が厚い層状になって開き、ボロボロした感じになった方が割といらっしゃいます。
まず、爪水虫(爪白癬)を疑って皮膚科を受診されます。検索結果が爪白癬ではありません、と言われるとホッとするのと同時に『原因は何だろう』『治らないものかな』と不安になると思います。
皮膚科の先生に原因を聞いても『わからない』と言われることが多いようです。
めぐる漢方薬局では爪がボロボロ、と訴える方は『血』が不足している『血虚(けっきょ)』という状態の場合がほとんどです。爪が割れやすかったりボロボロ、という方は他にも
◎乾燥肌で皮膚にツヤがない
◎髪の毛がパサパサ・抜け毛が多い
◎月経が遅れがちで経血量が少ない
◎めまいや立ちくらみが頻繁にある
◎熟睡できない、夢を多く見る
などの自覚症状がいくつかあてはまることが多いです。
爪水虫ではなく血虚、と思われる方に血虚を改善する漢方薬を飲んでいただくと、時間はかかりますが
だんだん元通りの爪に戻っていきます。上記◎の症状も、爪より早く改善されます。
特に女性が血虚の状態を改善すると、髪や肌、爪がキレイになるので大変喜ばれます。
爪がボロボロ・髪がパサつくなどの美容でお悩みの方で、爪を削ったりオイルを塗ったり、シャンプーやトリートメントを変えても改善されない場合は、身体の内側から改善を考えていただくと近道かもしれません。