この時期は入学式や入社式・転勤や人事異動などで環境が変わる人も多くなります。
最初は慣れるために一生懸命でしょうが、気づかないうちにストレスが蓄積されで1ヶ月もすると心身の疲労が顕著になります。それで精神的な症状が増えるので【五月病】などと言われるのでしょう。
ストレスの影響をもっとも受けやすいのが『肝』です。
ストレスによって働きがみだれると、肝がつかさどる自律神経のバランスが崩れ、情緒が不安定になりやすいのです。こんな時のよくある症状で
『疲れて頭がボーっとしてやる気が出ない』『頭がいっぱいいっぱいになって考えがまとまらない』『どうしようと焦ってしまう』『疲れやすくなって仕事や家事がはかどらない』などがあります。
このような時にも効果を実感できる漢方薬があります。
こういった漢方薬は、かなり飲み続けて効果実感できるタイプのものではなくて、服用してすぐに効果実感できるものです。習慣性も無いので安心して服用していただいてます。
最近【セルフメディケーション】という言葉を聞く機会も多いかと思います。セルフメディケーションとは【自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする】(WHOの定義)という考え方のことです。これからは自分の健康管理を自らが積極的に行う姿勢が必要、という考え方です。
若い方、持病のない方であれば症状の軽い時にはOTC医薬品(薬局・薬店・ドラッグストアなどで処方箋なしで購入できる医薬品のこと)などを使った早めのセルフケアでしばらく様子をみるのも一つの方法です。
風邪の引き始めなどの軽い症状であれば、薬を飲んで自宅でしっかり養生すれば重症化せずに済むことも多いものです(2~3日経っても改善しなければ速やかに医療機関を受診することが前提)。
OTC医薬品と医師の処方する医療用医薬品との違いは、含まれる成分の種類と効き目の強さです。
例えば解熱剤を服用すると胃が荒れる人は、症状が軽い時にはOTC医薬品を使った方が胃に負担を与えずに済む場合があります。特に漢方薬など生薬系のものは、体全体の調子を整えて不調を改善していくため、症状によっては医療用医薬品よりも効果を感じられる場合があります。
大切なのは、それぞれの医薬品を正しく知って賢く使い分けることだと思います。
めぐる漢方薬局にご相談ください。