めぐるコラム

花粉症・アレルギー症状にも漢方

全国的に低温傾向で、生活にも困るほどの雪が降っている地方があって大変そうです。
私の友人が北海道の帯広に住んでいて雪の様子を写真で送ってくれましたが、本当に大変な様子が伝わってきます。友人も薬剤師として調剤薬局に勤務していまが、こんな時に限って『薬の配達をお願いします』という電話がかかってくるそうです。
さすがに誰も行くとは言えなくて困っていたので友人が行こうと車を出したら、大きい四駆の車なのに立往生してしまったそうです。 ...命があって良かったと思いました。
私の住んでいる辺りはちらほら雪が舞っても積もったりはしていません。少し低温なだけです。
お客様の中にはこんなに寒い時でもお風呂はシャワー、という方がいらっしゃいます。
シャワーで済ます方も様々な理由がありますが『寒いけどシャワーで済ます』『風呂は入れても洗い場が寒い』という方に。
お風呂を洗う時などに使う『足を濡らさないためのビニール製ブーツ』というものはご存知でしょうか?
それに熱めのお湯を入れて、足を入れながらシャワーをしたり体を洗うのです。使い方は逆ですがこうすると足湯のように足が温まるので、寒さも少し感じにくくなります。足が温まると体も温まります。

天気予報によると、この寒波の後にはかなりの暖かさになるようです。そうなると時期的にスギ花粉が本格的に飛散し始めるかと思われます。
花粉症・鼻炎・アレルギー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こすのは『肺』であると中医学では考えます。皮膚粘膜や鼻の機能を正常に保っているのは肺だからです。
肺の働きが低下すると皮膚粘膜の抵抗力が衰えて、熱や湿の邪気(病気の原因)に侵されやすくなり皮膚が赤く熱を帯びたり、ジクジクした湿疹ができたりします。
肺に熱邪が停滞して炎症が起きると、鼻づまり・鼻水・くしゃみなど鼻炎の症状が現れます鼻は肺の状態を表す窓口だからです。
さらに肺と大腸は表裏一体となって働いているので、肺に邪気が入り込むと大腸の機能も低下します。
大腸には体の約6割の免疫細胞が集まっているので、滞って腐敗した便などで腸内環境が悪くなると全身の免疫力の低下など悪影響を与えることになります。
それで最近は『腸活で腸内環境を整えるとアレルギー症状・鼻炎・花粉症を抑えられると、乳酸菌飲料やヨーグルトなどで腸活しましょう!など言われています。
めぐる漢方薬局でも、濃縮乳酸菌粉末や枯草菌カプセルなどを通年お飲みいただいて腸内環境を整えることで、花粉症やアレルギー症状を抑える方法で改善しているお客様も多くいらっしゃいます。
この方法では『今年から・急な』花粉・アレルギー症状には間に合わないので、急な症状にも対応する漢方薬もあるのでその中からチョイスしてお出ししています。
漢方薬での花粉・アレルギー症状対策では『眠くならない・口が渇かない・速く効く』ので受験生や車の運転をされる方によくお使いいただいています。
めぐる漢方薬局にご相談ください。