めぐるコラム

咳にも漢方 ~からだの状態で変わる薬~

鳥インフルエンザの影響から『鶏卵ショック』が起きるのではないか、など相変わらず物価高への道的な報道が多いです。米・野菜・果物など食品のほとんどが驚くほど高価になってきています。
そんな中、先日あるスーパーに行きました。
最近テレビのバラエティ番組などでよく取り上げられている『大盛り・大きいのに安い』ことが売りの食品だけ扱うスーパーです。
お惣菜やお寿司、ピザにサラダなどどれも大きい!たくさん入っている割に安い印象です。あまりのボリューム感になにを選んでいいのかわからなくなりましたが、かろうじて『うなぎの押し寿司』など色々選び、食べたのですが...『うなぎが食べたことのない食感・固い・味が濃い』のが皆の意見で、ほとんど箸が進みませんでした。
なんだかな、と思っていたら一緒に食べた義母が『しばらくしたらじんましんが出て苦しんだ』と聞きました。今までじんましんなど一度も出たことがないそうです。
一体何だろうと考えてしまいました。結論は『理由のはっきりしない安い食品は買わない』という事です。
たまたまその日の目玉商品ということではなく、毎日安く提供されているもののことです。
漢方薬や健康食品でも、よく見かけるのは『考えられないくらい安い漢方薬』『100均ショップの健康食品』などです。
一体何をどう作ったらこんなに安く提供できる商品になるのかと思い、中身を成分表で確認したら『有効成分の量』が違います。もちろん安いものは有効成分が少ない。
安くて多く買えるのはうれしい事ですが『なぜこんなに安いのか』をしっかり考えて購入するのかしないのかを決めた方が良いと思いました。

寒い今の時期はもちろん、コロナ禍以降は年中咳でお困り』『風邪をひきがち』な方がとても増えている印象です。
調剤薬局で供給できる咳の薬が足りていなくて、薬局も患者さんもお困りのようです。
めぐる漢方薬局では保険はお使いいただけないのですが、咳でお困りの方も多くいらっしゃいます。
漢方薬で咳の薬をお出しする時も何種類か症状によって薬が変わってくるので、来ていただいても『はいどうぞ』とお渡しができません。めんどくさいと思われますが、その方の咳に合う漢方薬を決めるために簡単な質問に答えていただきます。
漢方の考え方が咳が出たから咳を抑える薬』ではなく『今こういうからだの状態で、咳の症状だからこの薬』という具合なのです。
いわゆる『風邪』症状に対しても同じです。
咳や風邪なども漢方薬で何とかしたいとお考えの方、めぐる漢方薬局にご相談ください。