数日前まで半袖でも出歩けるくらいの日々が続いていて、一気にダウンコート姿の人を多く見かけるくらいまで気温が下がりました。
服装や寝具だけでなく、からだも変化に追いつくのが大変です。寒暖差アレルギー・のどが痛い・風邪をひいた・乾燥で手足がひびわれた・急に汗をかかなくなっておしっこが近くて大変...などよく聞きます。
テレビのニュースでよくあるのは急に暑くなるとかき氷やソフトクリームを買い求める人々・急に寒くなると鍋の材料やおでんを買い求める人々の図です。
実際私も気温が下がると食欲が出て、鍋など食べたくなります。ですが気温が上がっても下がってもなるべく変えないようにしているのは【冷たいものは飲食しない・冷たいものを飲食したら温かいもので締める】といことです。
日本人は冷たい飲み物や食べ物が大好きで、摂取量も多いのです。
サラダ・刺身・寿司・アイスクリーム・かき氷・アイスコーヒーなど冷たい飲み物・ダイエット目的の冷たいご飯...などです。
漢方の考え方の根付いた中国では冷たい飲食物を冬に摂取することがないので日本に来ると驚くそうです。
中医学では冷えは万病のもと・不調を引き起こす元と、とらえられているからです。
暑いときはともかく、寒いとき位はアイスコーヒーやサラダは控えてホットドリンクや鍋を摂るといいでしょう。
今年の夏は近年経験したことのない暑さでした。そのため【汗】に関するお悩みを訴える方がとても多かったです。
『今までこんなに汗が出たことがなかった』『とにかく汗が出て困るから何とか止めたい』などうったえられます。年齢も性別もさまざまですが、特に更年期の【ホットフラッシュ】のお悩みが増えて、今までホットフラッシュでお困りの方が更にひどくなった方が多くいらっしゃいます。
ホットフラッシュは特別な疾患がないのに突然、カーっと体がほてって滝のような大量の汗が全身(特に上半身)から出てくる状態を指します。
寒い場所から暖かい室内に入った時などにも起きるので、下着が汗で濡れて冷えてしまって困るそうです。また普段は冷え性で冷えて困っているのに突然カッと暑くほてるので、何を着たらいいのか服装選びに困ってしまうそうです。中医学では【腎の陽と陰のバランスの乱れ】と考えます。腎は生殖能力や老化と深い関係があります。陽とは体を温めたり活発な活動を支えたりするエネルギー源のことで、陰とは血液・体液・精液など人体を構成するあらゆる液体を指します。陰と陽、どちらかが不足したり偏ったりすると体調を崩すことになるのです。
めぐる漢方薬局で汗のお悩みには、腎を補いながら陽と陰のバランスを整えるような処方のお薬を主にお出ししていますが、さまざまな要因が絡んでいることがほとんどなのでお一人お一人の症状に合わせて処方しています。かなり良くなった・発作のような汗は出なくなりましたというお客様は多くみられます。
めぐる漢方薬局にご相談ください。
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