めぐるコラム

暑くて動けない... ~健康に元気に過ごしたい~

とにかく暑い!の一言に尽きる毎日が続きます。コロナも流行しているようですし、災害級の毎日と言っても過言ではない気がするほどです。
暑くてあまり寝られない』『全然運動できない』『必要以外外に行かないし、動かない『さっぱりしたものばかり食べてしまう』などお客様もお話しされます。
世の中が『熱中症にかからないように』いかにするかの対策ばかりを報道するので、情報が少し偏ってきている気がします。
寝るときの部屋や服装も【エアコンで寝室が24~26℃になるようにして長袖長ズボンを履いて】【寝室を24℃くらいにしてふとんをかぶって】寝ることを勧めている記事など見ると『?』と思います。
確かに熱中症にはかかりにくいのかもしれないし、よく眠れるのかもしれませんが、風邪をひいたり、だるくなったりと別の意味で体調を崩さないか心配になります。
1日中エアコンの部屋で過ごして、外はこれだけ暑いのに寝る時までエアコンで冷やすことが身体にいいとは思えません。暑い時は暑い時らしく、エアコンでの寝室室温は28℃くらいに設定して、薄手の半袖ハーフパンツくらいのパジャマを着て、ふとんで調節する(暑かったらお腹にバスタオルを乗せるくらい・寒かったら薄手のケットを被る)。汗もかきすぎるのは不快ですが、うっすら汗をかく、くらいでちょうどいいのではないかと思います。
これだけ外が暑いのに、室内では汗もかかずにいるのはちょっと不自然だと考えます。

ニュース映像などでよく見かけるのが『高齢者が室内でエアコンもつけないで厚手のふとんに入って過ごしている』『高齢者がエアコンのついた室内でこたつに入って過ごしている』お宅にケアマネジャーさんか誰かが訪ねて『あらあら大変~』と言いながら水を飲ませている図です。
私も見ていて『あらあら大変~』と思いますが、高齢になると温度を感じたり喉の渇きに対して鈍感になるのでしょう。

毎日のルーティンだけでもこなすのが大変な暑さが続いていますが、健康維持やダイエットを考えている方は、涼しい部屋などで運動や筋トレ、ストレッチなどを行うことをおススメしています。
熱中症にかからないようにと毎日毎日『命をまもる行動を』『運動は原則禁止』などと言っているのを聞いていると『動かない方がいいんだ』『動かなくていいんだ』と考えてしまうようになりがちです。
もちろん体調が悪いのに動いた方がいい!などは言いませんが、あまり動かないのも良くありません。
体力も低下してしまうと、秋になって涼しくなったら動こう・運動しようとしても動けなくなってしまいます。

極端な情報が好まれるのか、極端な情報が出回りますが、あまり振り回されないようにしたいものです。
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疲れやすい方・潤い不足に・スポーツ時・外での活動や作業時・旅行のお供などにお使いいただいています。
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