めぐるコラム

聴こえのトラブルも漢方 ~耳鳴り・聴力低下でお困りの方~

梅雨の最中は高温と多湿で気がおかしくなりそうでした。汗も止まらない、吹き出す感じで不快感MAXでした。梅雨が明けたら暑くてもカラリとする...のは昔のことで、今年も危険な暑さと湿度で『どうやってこの夏を無事乗り越えよう...』と呆然としてしまいます。
1日の大半を過ごす薬局では長袖の白衣を着ているのと、漢方薬が湿気らないようにとでどうしてもエアコンの設定温度が低めになりがちです。
エアコンをかけながら除湿機もかけているので動いていないと『ちょっと寒い』くらいです(この暑い中もったいないし贅沢な悩みですよね)。
お客様には『冷やしすぎ注意ですよ』と言いながら...よくないですね。

家の隣接する所に小さい公園があるためか、梅雨明け頃からセミの大合唱がすごいです。例年より声が大きく感じられるのは暑さで私がイライラしているからか、本当に今年はセミが多いのかはわかりません(笑)
耳鳴りでお困りの方の聴こえの代表のような『セミが耳元で鳴いているようなジージー』という音がありますが、あまりに大きい音でずっと鳴っているので耳鳴りなのか、セミの声なのかわからなくなりそうですが、昼間などにピタッと鳴りやんでいる時間帯があるので『やっぱりセミの声だ』とホッとします。
他には『キーンキーン』という金属音のような高音域の音の耳鳴りもよく言われる症状であります。
血管の硬化によることでの耳鳴りは『ジージー』『キーンキーン』『ピー』という音で表わされることが多いのですがガタガタ・ゴトゴトと短く続く音もすることがあります。
聴力低下や難聴は、年齢とともに段々と音が聞き取りにくくなってきた(いわゆる耳が遠くなった)という症状であれば漢方薬でじっくり改善は選択肢の1つだと思いますが、難聴でも突発性難聴のように治療が急を要し、一刻を争うこともありますので、早く病院医院へかかることをおすすめします。
突発性難聴は耳鳴りやめまいを併発することもあります
突然発症し、症状が激しいことが多いのも特徴です。ストレスや過労、睡眠不足、糖尿病で起こりやすいとされます。

聴力低下や耳鳴りのお悩み(主に加齢に伴うもの)にも、病気予防や健康のための基本である【ストレスをためない・睡眠をしっかりとる・食習慣の改善】が大切とされます。
気血の補充と滞りを防ぐ処方・水分代謝に関わる処方・腎肺脾を強めることで再発を防ぐ処方の漢方薬を必要に応じてお出ししています。
めぐる漢方薬局にご相談ください。