めぐるコラム

血液サラサラが基本 ~瘀血から生活習慣病をわかりやすく~

テレビ番組や新聞などの天気予報を見ると『晴れますが、午後からは激しい雨が降る恐れも』『一部の地域では激しい雨が降るところも』と毎日言われています。
『今日1日はすっきり晴れて雨の心配はありません』という日が最近ではほとんどありません。実際ほんとに今日雨が降るのかな?と思うようなよく晴れた日でも午後から・夜からと線状降水帯のような激しい雨が降ることが多いように感じます。
もう9月も終わりなのにジメジメと湿気が多く暑い日が続いていて、早朝や夜も【ひんやり】と冷える感じではありません。一体いつになれば過ごしやすい日が来るのかうんざりで心配です。

中医学・漢方では血液の流れが悪くなる、ドロドロネバネバの血液のことを【瘀血(おけつ)】といいます。
血液は、全身を30秒ほどのわずかな時間で1周し栄養や酸素を運び、老廃物を回収します。
全身の血管の長さは地球2周半(約10万㎞)で毛細血管はそのうちの99%ともいわれ、網の目状に分布しています。
血液の流れが悪くなると『細胞1つ1つに栄養と酸素を供給する働き』と『老廃物を体外に排泄する働き』が低下します。
この瘀血の状態が進行すると『血栓』が形成されやすくなり、頭痛や肩こりなどの日常生活的なことや、動脈硬化や心筋梗塞などの生命にかかわる深刻な病気を引き起こしやすくなります。
めぐる漢方薬局では毛細血管の状態を観察できる特殊なスコープを常時置いて活用しています。お客様の中でも瘀血の疑いがある方・毛細血管の状態を確認しておいた方がよい方は、このスコープで毛細血管の状態をパソコンの画面に映し出してお客様と一緒に血管の太さ・ねじれ・鮮明度などを観察します。
これによって、なんだかわかりづらい【瘀血】の状態や健康な血管の状態を、わかりやすくご説明できるのです。
『あなた瘀血あるからこの薬飲んだらいいよ』といきなり説明されても、お客様も『そうなんだ!じゃあ飲まなきゃ』とはあまり思わないものです。
漢方・中医学はとてもよいものではあっても【わかりにくい】ことがネックです。
わかりやすい機械・器具と併用で、お客様の不安を少しでも無くして納得していただけたら1番良いと思って日々対応を心掛けております。
めぐる漢方薬局にご相談ください。