雨の日はしっかり雨が降って湿気がひどく、晴れると猛暑くらい気温が上がって身体にとても負担のかかる日が続いています。
夏の暑さは人や動物の体に大きな影響を及ぼし、感情や衝動性にも影響があります。
そこに大気汚染による空気の悪さが加わると、さらにイライラやカーッとする気持ちが増えるそうです。
気温や大気汚染の度合いが高くなると、暴力的な犯罪も増えることがわかっています。
犬による人間への咬傷事故は、気温の上昇・紫外線の増加・光化学スモッグによる大気汚染とともに増加するというアメリカの調査結果があります。
人間も免疫や炎症反応に関連する経路などが活性化され、それが視床下部垂体副腎系(ストレス応答や免疫・情動などに関連)も活性化させることで行動に影響が及ぼされることから、犬の場合にも同じことが起こっている可能性があるようです。
犬など動物も暑さや大気汚染・湿度などで不快なだけでなく、衝動性にも影響するのですから、人間も身体や心にに影響するのはもっともかもしれないですね。
ここのところ、めぐる漢方薬局でも『体がだるくて仕方ない』『めまいがする』『足がむくむ』『肩や腰・膝が痛い』『イライラして仕方ない』『疲れが取れない』という訴えの方がとても多くいらっしゃいます。
めまいやむくみ、痛みは主に余分な水分が体に滞る【水滞】によって生じます。腎は水分代謝をコントロールする器官であり、余分な水分を尿や便として排出する役目を担っています。胃の働きが衰えると水分代謝が低下し、余分な水分が体内に滞って【水滞】を起こすようになるのです。【水滞】は冷えや痛み・血行不良・消化不良なども招きます。
熱中症予防には冷房の効いた部屋で過ごしたり、喉が乾く前の水分補給が推奨されています。熱中症予防にはとても大切なことですが、行き過ぎると『冷房による冷え』『水分の摂り過ぎ』となってしまいます。
この時期の不調は、この熱中症予防をきちんとされている方が、冷えと水分を上手くコントロールできずに起きていることも少なくないかもしれません。
上記のような不調にも漢方は有効です。
めぐる漢方薬局にご相談ください。