瘀血が引き起こす生活習慣病　～中高年は特に注意を～

長かったマスクを常用しないといけない生活から一転、突然『マスクを外す方向に向かってくださいね』的な政府の方針から皆さんどうしたらよいか悩んでいる人も多いようです。
そんな中、やはりマスクを外す時のために用意を考えているようで、歯医者さんに行って口腔内クリーニングをして口臭対策を考えたり、チークや口紅を買ってマスクを外した時のお化粧対策を考えたりしているとニュースで観ました。
マスク常用生活は不便も多いですが、口臭対策やお化粧を多少怠っても平気なので、マスクを外すとなるとマスク生活以前の当たり前にしていたことをもう一度考えないといけないのかもしれませんね。

先日、落語家で人気の男性が大動脈解離が原因で突然死したと報道がありました。まだ６６歳の若さで、お元気に活躍されていたイメージなのでとても驚きました。ご冥福をお祈りします。
40～60歳代の中高年の人は誰にでも大なり小なり動脈硬化はあります。
大動脈解離のような血管の硬化による病気で亡くなるのは交通事故に遭うくらい、珍しいことではありません。
中医学では血液の流れが悪くなる状態を『瘀血』といいます。瘀血の状態が進行すると『血栓』が形成されやすくなり、動脈硬化や心筋梗塞など生命にかかわる深刻な病気を引き起こします。
また、血液が流れなくなり毛細血管が消えてしまう『ゴースト血管』という状態もおきてしまいます。『ゴースト血管』になると毛細血管の周囲にある細胞に酸素や栄養が不足、また不要物や毒素を除去することができなくなります。その結果、細胞が死んでしまい、認知症や骨粗しょう症、しわやシミの原因になるなど健康だけでなく美容や美肌面まで影響を与えます。
『瘀血』『ゴースト血管』状態にならないようにするにはやはり生活習慣に気を付けることです(あらゆるところで言い尽くされていますが)。
①糖質の過剰摂取　②高血圧　③運動不足　④睡眠不足　⑤喫煙(たばこの煙)　⑥ストレス
など、あらゆる病気の原因とされますが、やはり気を付けるべき事でしょう。

では、対策として調味料に『お酢』を多用などは簡単に始められることです。生活習慣の改善は必須なので、ふくらはぎを動かす運動なども簡単でとてもよいです。
あとはやはり漢方の出番です。
漢方では瘀血状態の改善を非常に得意としています。
めぐる漢方薬局にご相談ください。