次々と『経験したことのないような大型で強い台風』がやってきます!と連日のようにニュースで長時間取り上げられています。
確かに備えはした方がいいに決まっていますし、実際に沖縄や周辺の島、九州の方では被害に遭われた方もたくさんいらっしゃいます。でも私の住んでいる愛知県辺りは幸いにも被害がほとんど無いので、台風報道も『またか』と聞き流してしまいがちになります。
この辺りではなんとなく大袈裟に感じがちな報道ですが、最悪の事態にならないように注意を促してもらっていると考えるようにしました。
最近は老若男女問わず使われるようになった『スマホ』。
ただでさえスマホ画面の観すぎで目の疲れや見づらくなるなどを訴える方が増えているのに、若い世代に『倍速視聴』というエンタメの視聴のしかたが増えているそうです。映画やドラマ、録画したテレビの内容などを普通に観ると時間が足りないからと、倍速や3倍速などで観て、とりあえず内容を把握する見方だそうです。
何事も『速く・短く・まとめて』無駄なく大量の情報を知ることがよいとされ始めているようです。
漢方はほとんど真逆のことをお願いすることが多いので『イマドキ』ではないのかもしれませんね。
即効性のある漢方薬もたくさんありますが、腎を補ったりアンチエイジングに繋げたりすることは『ゆっくり・長く・少しずつ』物事を考えたり進めていかなくてはいけません。
『スマホ老眼』『スマホ首』など、最近の新しい病気かと思われがちですが、要するに『疲れ目』『首こり・肩こり』なので、昭和からある症状(事務作業やテレビ視聴・ゲームなどによるもの)と基本的に変わらないものです。
ただ、液晶画面を見つめ続けている時間は昭和よりはるかに長くなっていますし『倍速視聴』などでさらにさらに眼は酷使されています。
スマホの登場・浸透までは紙媒体が多かったので、その頃はまだ『疲れ目』程度だったものが今では『スマホ老眼』と呼ばれるほど若い世代の目の不調症状が増えているのです。
目が疲れると、思考力が低下しイライラしてきます。
血虚(血が足りない状態)になって熱が生じ、脳内で熱が行き場を求めて暴れ始めると『イライラ』となります。夏場に汗をかきすぎて血の中の水まで使われているこの時期は『夏枯れ血虚』になっている可能性があります。
普段より疲れ目がひどくなりやすく、視力低下や老眼の度合いが進行しやすいのもこの時期の特徴です。
めぐる漢方薬局にご相談ください。