めぐるコラム

夏の冷え ~腰痛・膝痛・首の痛み・肩こり~

梅雨が早くに明けたと思ったら酷暑続き→また雨続き→台風→猛暑と、目まぐるしく気候が変化しています。
これにより【気象病】という言葉もかなり一般的に言われ、浸透してきたように感じます。
節電の夏!...でもエアコンは我慢しないで!となかなか難しいことを実行するよう連日ニュースなどで言われています。
エアコンの設定温度も快適と感じる温度は人それぞれで、毎年夏になると『冷えてつらい』『暑くてつらい』と困る方がいらっしゃいます。
上着を持ち歩いたり、薄着でも大汗をかいてしまったりと夏は本当に厄介ですね。

冷房病は冷房がつらいと感じている方だけに起きる症状ではありません。
冷えているという自覚がないだけで、身体はしっかり冷えて『冷房病』という方も多くいらっしゃいます。
この時期に腰痛・膝痛・首の痛み・肩こり・頭痛・便秘などの症状が急に現れたり、今までの症状がひどくなった場合は『冷房病』を疑ってみるのも1つです。
このような症状こそ漢方薬は強い味方で、効果実感を感じられると思います。

薬というと誰でも『早く終わらせたい』『なるべく飲みたくない』というイメージをお持ちの方が多いと思います。特に最近では週刊誌の内容ので『糖尿病の薬は飲み続けてはいけない!』『医者からもらう薬は半分に減らせる!』『薬剤師が教える【飲まない薬】』などの強烈な見出しもしょっちゅう新聞広告などで見かけます。
そういったことの影響は大きくはなくても少しはあるようです。
西洋薬は『基本的に症状をコントロールして重症化を防ぎ、さらなる進行を抑える』性質のものです。
漢方薬は『体質を改善して病気の原因を取り除き、病気そのものを治す』ことを目標にしています。
漢方薬で治そうと訪れる人の病気の多くは慢性化しているものや、長患い・重い症状の方がほとんどなので、根本からの改善には時間を要します。そうすると『いつまでも飲まないといけないのか』『漢方薬は効かない』という誤解が生じるのです

漢方薬は風邪や吐き下しなどの急性病に対しても効果が絶大で、1服飲んだだけで大きく改善することも多いです。
また漢方薬は『身体に足りていないものを補う』といった性質のものが多くあります。
そういった薬に関してはあまり嫌だとか、減らしたいとか考えずにしっかり飲んでいただく方が、最終的には身体の不調が改善するのも早いのです。
めぐる漢方薬局にご相談ください。