冬季北京オリンピックが開幕しました。つい半年前に東京オリンピックが行われたばかりなので(コロナで延期だったので仕方ないですが)『また?早いな』と感じます。
中国では春節(旧正月)にあわせた7日間の大型連休が1月31日から始まって、2月4日からオリンピックが開幕なので、普段ならいつもにも増してお祭り騒ぎになっていたと思いますが、新型コロナウイルスへの厳戒態勢からか、それどころではないようです。
春節は中国圏で最も重要とされる祝祭日であり、新暦の正月に比べて盛大に祝賀されるものなので、日本の年末年始のようなものであり、それ以上に『派手にお祭り』です。
どこの国でも新型コロナウイルスの影響は計り知れないですね。
今年の干支は【壬(みずのえ)】【寅(とら)】です。
【壬】は十干の9番目。北方や冬を意味しますが、一説によると機織りの道具に糸を巻いて膨らんだ様を示す象形文字で、懐妊や植物の種子が膨らむ様も意味します。
『妊』と関連が深い文字です。
【寅】は十二支の3番目。矢の象形文字で、のびる・伸ばすが語源です。春の初めを意味し、発育や成長と関連します。
新型コロナウイルスもオミクロン株も猛威をふるって大変ですが、干支の意味や占いなどで良いことを探して少しほっとしたり、今年の目標を立てたりすることなどで『イライラ』『不安感』をやわらげる工夫になれば良いと思います。
春は気圧の変化が激しく花冷えも手伝い、疲れからたまる『血熱(血が熱を持った状態)』が脳に集まりやすくなります。『血熱』は思考力を低下させ、イライラの爆発を手伝います。『イライラの爆発』を後押しするものが『寒暖差』や『気圧の変化』といった自然現象です。
それらに対応するために身体も自動的に調整されるのですが、疲労・睡眠不足・病気や老化で調整が追い付かなくなるとイライラの導火線に火をつけてしまうことになるのです。
イライラの誤作動からの爆発ですね。
『春はイライラの季節』と東洋医学では言われています。
なぜイライラしやすくなるのかは上記の通りで、因果関係もわかっています。
身体の調子を整えて、少しでもイライラした気持ちが和らぐように工夫して生活すると良いかもしれません。
それでも抑えられないイライラ感に悩まれたら、漢方の出番です。
めぐる漢方薬局にご相談ください。