めぐるコラム

つわり ~妊娠中の食事~

色々と物議をかもした東京オリンピック2020もいよいよ閉会が近づいてきました。
新型コロナウイルスの新規感染者も東京で1日5000人を超える日が出るなど、心配されていた事が現実になってきました。
新型コロナウイルスに罹った人も無条件では入院できない・中等症までは基本自宅療養とする、など謎の方針が打ち出されたり(すぐに文言が変えられましたが)しています。政府の迷走に振り回されて気持ちが擦り減ってしまいがちです。

先日、めぐる漢方薬局に妊活と身体づくりで通われているお客様から妊娠のご報告をいただきました。
お互いにとてもとても喜ばしいことです。
ですが、妊娠中の試練の一つ『つわり』で苦しまれているとのご連絡をいただき、対処法を聞かれました。
私は男なので妊娠もつわりも体験したことはないので(笑)勉強したことでしかお応えはできませんが、この場で『つわりの対処法』と『妊娠中の食事』について述べます。
【つわりをやわらげる方法】
⦿妊娠中の吐き気にはショウガが効くというデータはあります(一貫性はありません)。
⦿吐き気や嘔吐に悩まされている時は『レモンジンジャーティー』。
⦿淡白で水分の少ない軽食を、一定の間隔で少しずつ食べる(何もつけないトーストなど)
⦿朝起きた時に水分の少ない軽食を食べる。
⦿脂っこい食べものや辛い食べもの、においの強い食べものを避ける。←これは一般論です。人によっては脂っこい食べものや普段食べないようなものを好むこともあるので、つわりの時だけはあまり考えすぎずに食べられるものが見つかれば、それを食べたらいいと思います。
⦿スポーツドリンクを製氷皿などで凍らせたものを口に含ませる

つわりが終わると猛烈な食欲を感じたり、特定のものをむしょうに食べたくなることも50~90%の妊娠中女性のが感じることだそうです。妊娠中に脂肪や砂糖を多く含む食品(ケーキ・チョコレートなど)の摂取が増えるとカロリーの総量が増え、母体の体重が増えすぎるおそれがあるので、できるだけ健康的なおやつを選ぶ努力をしてください。

妊娠中に摂取しない方がよいもの
瘀血を取り去ったり、気の巡りをよくしたりする辛味で熱性の強い食材や生薬は堕胎の原因になります。
ベニバナ・シナモン・アロエ・センナ・ハト麦
妊娠中に食べた方がよいもの
妊娠中は刺激物を減らし、栄養豊富でさっぱりとした消化しやすいものを食べるとよいとされます。
レモン・ぶどう・シソ・ヤマイモともち米の粥・蓮の実と米の粥(胎児の安定によい)
ショウガ(つわりや吐き気を抑える効果)

杜仲(流産の予防)

ご参考になれば幸いです。