梅雨が早いと思ったら雨は降らない日が続いていましたが、ここにきてまとまった雨の日がきました。
湿度が87%・90%などと聞くと水の中にいるのか?などと思ってしまいます(笑)。
気温は低めなので私は過ごしやすいのですが、雨や台風など天候の悪化に伴って体調を崩す『気象病』『天気痛』を訴える方がお客様には割と多くいらっしゃいます。
正確な機序は不明ですが、気圧の変化に伴う自律神経の乱れが原因と考えられています。症状は頭痛・頭重感・めまい・吐き気・倦怠感・むくみ・節々の痛みなどさまざまです。
このコラムで度々登場する我が家の愛犬(ミニチュアダックスフンド♀・ブラックタン)のミントが先月6月に19歳の誕生日を迎えることができました!人間で換算すると90歳から100歳くらいかと思われます。
ゆっくりですが自分で歩いて、自分でご飯も食べています。
大きな病気はほとんどしませんが、時々体調を崩すことがあります。急激に猛暑日になった時や、大雨の日などです。 猛暑日には『ウロウロ落ち着きなく歩く』『歩くけど後ろ脚に力が入らず歩きづらそう』『ゆっくり寝られない』状態になります。
大雨の日はいつもより元気がなく、寝ている時間が多くなります。これも気象病なのかもしれません。
梅雨の時期には、身体にたまっている湿の邪気を取り除く食材を多く食べることも大切です。
湿の邪気の出口としては
①汗として出す
②尿として出す
③脾の運化作用(飲食物を消化・吸収し、栄養物質を全身に運ぶ働き)を改善する
の3通りがあります。脾は湿を嫌うので湿を生む食材の食べ過ぎはよくありません。湿疹や花粉症なども身体の中に湿が滞った状態です。湿気の多い梅雨の時期は、特にこの邪気に注意する必要があります。
冷たいものや甘いものの食べ過ぎで胃腸を壊さないようにして、生ものを食べるときは生姜などをつけて食べると良いです。お酒も湿を生むものなので、ほどほどにした方がいいでしょう。
雨にぬれたあとは熱いお風呂に入るなどして身体を温めると良いです。
梅雨時は何かとからだが不調をきたしやすいものです。気象病や天気通にも有効な漢方薬があります。
めぐる漢方薬局にご相談ください。