めぐるコラム

耳鳴り・聴力低下・めまいなど耳のトラブルに

新型コロナウイルスも新たな変異株などが入り込むなど、まだまだ明るい兆しが見られません。ワクチン接種もあまり進んでいないのにオリンピックは強行される、などの報道が多く気持ちが沈みがちになりますね。梅雨が早く始まりかなりの降水量の日があったのでそれも憂鬱だったのですが、からりと晴れた日も続いて『本当に梅雨?』と疑うような状態です(もちろん晴れていたら気分は良いのですが)。

お困りの方・ご相談の方がとても多い『耳鳴り・聴力低下・めまい』ですが、耳鳴りやめまいは老化(腎虚)によるもののほか、夜型の生活でいつも睡眠不足気味の人や、ストレスが多く神経をすり減らす生活をしている若い人・余分な水分が滞る『水滞』などによっておこります。
耳鳴りはおもに腎の衰えも原因と考えます。『腎』とは腎臓だけでなく、泌尿生殖器系やホルモン系、免疫系などを幅広く指します。その『腎』の機能が低下した状態は『腎虚』と呼ばれ、気力や体力の低下とともに、耳の症状(聴力低下・耳鳴りなど)が表れやすくなります。
また『腎』は水分代謝をコントロールする器官であり、余分な水分を尿や便として排出する役目も担っています。そのため腎の働きが衰えると水分代謝が低下し、余分な水分が体内に滞って『水滞』を起こすようになります。『水滞』は、冷えや痛み・血行不良・消化不良などのトラブルを招きますし、耳鳴りや聴力低・めまいも、この『水滞』が原因です。脳の三半規管や内耳に余分な水分が溜まることで起こると考えられます。
もう一つ、耳鳴りの原因として考えられるのが、体内で生じた熱の上昇です。
耳の中で鍋をたたくような音が聞こえる場合、高血圧や発熱・激しい怒りなどで生じた熱が上昇して耳鳴りが起こるとされます。
他にセミが耳元で鳴いているような『ジージー』という低音域の耳鳴りや『キーンキーン』という金属音のような高音域の耳鳴りでお困りの方も多くいらっしゃいます。
このような耳鳴りが気になる・年齢とともに段々と音が聞き取りにくくなってきた・めまいに悩まされているという方に良い漢方薬があり、お喜びいただいております。
めぐる漢方薬局にご相談ください。