めぐるコラム

早い梅雨 ~むくみにご用心~

先日、この東海地方も梅雨入りしました。観測史上2番目に早いそうです。
まとまった量の雨の日が続き、かなり気をつけないと体調を崩してしまいそうです。
めぐる漢方薬局は店の裏側に小さい河川が流れているからか、店内の『湿気』がひどいのです。毎年梅雨の時期は、漢方薬を一袋づつパッキングする『分包機』や何種かの漢方薬を混ぜる乳鉢などが湿気でぺたぺたするので、エキス末や顆粒の漢方薬がくっついてしまいます。
そのため分包機がうまく動いてくれなくて困ったり、乳鉢を毎回水洗いしないといけないほどです(実はかなり大変なことなのです)。
毎年エアコンの除湿機能や吸湿剤を使ってなんとかしのいでいたのですが、今年は梅雨が早く始まった上に雨量も多くて大変なので『除湿機』を買いました。早速設置したらなんと半日でペットボトル2本分くらいの水が溜まっていました! 今まで大変だったはずだと納得しました(笑)。おかげで分包機も乳鉢もさらさらで使えるようになりました。

薬局での湿気騒動は解決できましたが、梅雨で湿気の多い時期には『むくみ』でお悩みの方が増えます。
むくみは『水毒』の症状のひとつで、代謝できない水分が体内や体の表面に溜まって起きます
水毒の症状】
⦿体・手足が重だるい
⦿鼻水・痰が多い
⦿上半身に比べて下半身が太い
⦿むくみ{外見:まぶたや手足 中:鼻水・めまいなど}
とされます。
梅雨あたりからは気温も上がるので水分をこまめに摂る、という方も多いのですが、漢方の考え方では水分を摂りすぎの方がほとんどです。『1日2リットル・3リットル』を目標にしている方も多いのですが摂りすぎです。飲みたくもないのに無理してこまめに摂らず自分の『のどの渇き』に従って飲めば良い場合がほとんどです。少量の温かい飲み物を少しずつ摂るようにすると丁度いいのです。
あと、むくみの気になる方は
⦿運動して汗を出して体の代謝を良くする
⦿シャワーで済ませず、お風呂に適度に浸かるようにして汗を出して代謝を良くする
⦿冷房で身体を冷やし過ぎないようにする
などを心掛けるだけで、かなり違ってきます。
それでも『むくみ』でお悩みの方は漢方薬でも改善できます。めぐる漢方薬局にご相談ください。