めぐるコラム

老化② ~フレイルにご用心~

新型コロナウイルスによるまん延防止措置がついに愛知県にも適用される流れとなりました。
コロナウイルス変異株の感染者がかなりの勢いで増えているようです。
またGWは様々なイベントやレジャー、外食や集まりまで中止や延期しなくてはいけない流れです。
ですが、そろそろ『コロナ疲れ』『コロナストレス』『コロナ慣れ』『ワクチン接種の遅れ』などから、まん延防止措置などが発令されてもあまり気にしない、という人も増えているようです(ニュースなどのインタビューですが)。
コロナ慣れは1番良くないですし怖いと思いますが『これ以上何をして何に気を付けたらいいんだ』という気持ちになる位、ワクチンや対策が遅れていると感じます。

前回のコラム『老化 ~我が家の犬は18歳10ヶ月~』で書きました、我が家の愛犬(ミニチュアダックスフンド♀ ミント)の病状のその後です。
血尿が出て、膀胱炎で膀胱がボロボロと診断されたので漢方薬を試しています、というところで終わりました。
それから約1ヶ月、頻尿に良い漢方薬と腎機能の衰えのための漢方薬を与え続けました。幸い、ごはんに混ぜても除けずに食べてくれたので楽でした。
1日6~7回出てしまっていおしっこが1日4回位になりました足腰がふらふらになっていたのもかなりしっかり戻り、たくさん歩くようになりました
とりあえず ひと安心です。やはり高齢になると人も犬も『腎』が衰えるので、予防や治療で腎の漢方薬を飲むと改善することが多いと感じています。

コロナで外出自粛などから衰えが加速する『コロナフレイル』も問題視されています。
フレイルとは簡単に言うと『加齢により心身が老い衰えた状態』のことです。
高齢者のフレイルは生活の質を落とすだけえなく、さまざまな合併症も引き起こす危険がありますが、早く介入して対策を行えば元の健康な状態に戻る可能性はあります。
フレイルを注意すべきは50代後半からですが外出自粛が続く今では、在宅勤務が増え運動不足になる人が多いので、30から40代も注意が必要と言われています。
フレイルには『運動』『栄養』『社会参加』をしっかり行うことが重要といわれます。
その中で『栄養』の部分で漢方薬がとても役に立てるとされます。高齢者には『腎』の衰えなどがあり、
腎機能を改善する栄養は普段の食事では補え切れないのですが、漢方薬はしっかり吸収できます。
運動』『社会参加』はできているけど『栄養』はちょっと摂れている気がしないわ…という方には予防からでも漢方薬はお勧めです
めぐる漢方薬局にご相談ください。