近頃はお客様の顔が以前のように覚えられません。以前なら1度お話したお客様は大抵覚えることができたのですが、最近はさっぱりです。やはり年齢には勝てないのかと思い始めていましたが…原因がわかりました。最近は『マスクをしているお客様』ばかりになったのです。初対面の人がマスクをしていると、顔の半分は見えていない状態なので印象が残りにくいのです。マスクによる弊害は思った以上に多いものです。
梅雨に入り、湿気と暑さでもう身体のしんどさがすごくて夏が今から心配です。
汗もたくさんかくようになり、べたべた・ニオイが憂鬱です。本来、体臭は個性であり、尊重すべきその人の生活のニオイ。現代人は過剰なまでに無臭志向ですが、これは人間関係が希薄になってきたことと関係があるようです。とはいえ、自分から強烈な体臭がして他人に不快感を与えていないか、気になるのは当然です。
汗臭くなるのは嫌だからと、エアコンの効いた部屋でじっとしているのは逆効果です。運動などでいい汗をかいて代謝を高めることが、実は体臭予防に効果的なのです。代謝が上がれば血行が良くなります。体中の血液が腎臓に回る回数が増えれば、そのつどニオイ成分は尿と一緒に排出されるのです。ニオイ成分は毒のようなものなので、体内に溜めないようにしましょう。
動物性たんぱく質や脂肪を多く摂ると体臭は強くなります。食生活の欧米化に伴い日本人、特に若い人のアポクリン腺(わきがの原因でもあるニオイの元の汗腺)は大きくなっています。
体臭予防に役立つ『消臭食品』は、梅干しやメカブなどのアルカリ性食品やビタミンC・E・ポリフェノール・イソフラボン・カテキンなどを含む抗酸化食品とされます。腸内でニオイ物質の生成を抑えて、血液に吸収されたニオイ物質を無臭化する働きがあります。
漢方でも、汗が出過ぎる・汗を上手くかけないことによって起きる不調に対応し、改善できることがあります。
汗による不快感やニオイも大変ですが、熱中症も『汗のかき方』で対応が変わります。
汗のかき方1つでも漢方的体質が関わっているのです。西洋医学では汗の出る箇所をレーザーで焼いたり、塗り薬を塗ったりしますが、漢方では体全体を診て、対応が変わります。