めぐるコラム

雨の季節 ~体内に湿気~

新型コロナウイルスからの緊急事態宣言が全国的に解除されて、世の中が少しづつ動いています。
ウオーキングやランニングの人や、街を歩いている人の中にはマスクをしていない人も少しづつ見かけるようになりました。暑くなってきましたし、布マスクなど『咳エチケット』のためにしているようなものなので、人が密集していない場所ならマスクを外すことも当たり前に思えるほどマスクが不快に感じます。

暑くなってきたかと思ったら、雨が降る季節も近づいてきました。雨が降る前になると頭が痛くなったり身体がだるくなったり調子が悪く感じている方も多いようです。
梅雨時期になると鼻風邪をひいたり、肌がじゅくじゅくと荒れたりする方は、体内に入り込んだ湿気が原因とされます。普段から生野菜や果物をたくさん摂っていたり、冷たい飲み物を飲みすぎていたり、砂糖を摂りすぎていると、過剰に『湿』が体内に溜まってしまいます。
余分な水分は冷えや消化不良、食欲不振・下痢・頭痛などさまざまな症状の一因となります。
湿気が多い時は窓を開けて風を通したり、除湿機を使うように、からだの中も同じように『除湿対策』をしていくと『湿』が入り込んでも余分な水をさばくことができます。
枝豆・きゅうり・冬瓜・とうもろこしなど梅雨から夏にかけて旬を迎える野菜には、からだを除湿する効果のあるものがたくさんあります。中でもとうもろこしは水をさばく力が高く、とうもろこしのひげは利尿作用の高い生薬でもあります。
まだまだ新型コロナウイルスに対して楽観はできません。雨や湿気で体調を崩すことも避けたいので、除湿作用の高い食べ物や、漢方薬などの利用で健康維持をしていきましょう。