新型コロナウイルスは拡大を続ける一方で、終息の兆しは全く見えません。
タレントの志村けんさんがお亡くなりになったとのニュースによって、皆さんなんとなく『身近な親戚』の方が亡くなった様な感覚になり、一気に新型コロナウイルスの恐怖がさらに身近になられたようです。
私も4月11日(土)は姪の結婚式出席を予定して、皆さんにも臨時休業のお知らせをしていたのですが、先日『結婚式延期』の知らせがあり、急遽『臨時休業中止』を決めました(当ホームページお知らせ欄にも載せております)。新型コロナウイルスはもうかなり身近に、大小さまざまな影響を及ぼしています。
『新型コロナウイルスに効く』『新型コロナウイルスに罹らない』などの謳い文句のついた健康食品も出回っていて、摘発されました。
中国では、飲食店で『N95マスク ミルクティー』という飲み物を開発して販売したそうです。
N95マスクは医療現場などで使われる気密性の高いマスクです。このミルクティーはカップにマスクの絵が書いてあるだけで、特にN95マスクとは関係ないようです。
このミルクティーの中身は『5gのブラウンシュガー』『10gの板藍根』が入っているそうです。
板藍根といえば、Twitterでも『飲むマスク』として話題で、めぐる漢方薬局でも販売しています『板藍茶』『板藍飴』『板藍根エキス末』の主原料の生薬です。
板藍根はアブラナ科ホソバタイセイの根のことです。外出から帰宅後すぐに板藍茶でうがいしつつ飲んだり、外出中の人混みが気になる時に板藍飴を舐めたりで、風邪やインフルエンザの流行しやすい季節には『守り神』のように愛飲されています。
ただ、この中国のミルクティーは批判されているそうです。
『適当に漢方薬を飲み物に混ぜて大丈夫か』『新型コロナウイルスを利用した宣伝』などが問題視されているようです。
板藍根には問題はありません。まさに上記のように『新型コロナウイルスに効く』かのように宣伝して、適当にミルクティーなどにして提供することが問題だと思います。
漢方薬はキチンと飲めば薬効も副作用もあります。
『新型コロナウイルスに効く』と、適当な扱いをして『漢方薬は怪しい』と言われるようなことは無いようにしなくてはいけません。