日本人の約90%が、腸になんらかの不調を抱えているといわれています。
その中で便秘や下痢などの症状を自覚しているのは約1/3だそうです。残りの約60%の人は自分は何も不調はないと思い込んでいるそうです。
腸を健康に保つには①1日3食きちんと摂って十分な便の量を保ち、腸の運動力を維持する。
②腸内の善玉菌を増やす。 ことが大切です。
①食物繊維…不溶性食物繊維は便のかさを増やして、腸の蠕動運動を活発にします。水溶性食物繊維は腸 内の毒素を吸着して排出する作用があります。食物繊維は腸内の善玉菌のエサにもなりま す。
②水分…不溶性食物繊維を摂るときは、一緒に水分を摂らないと便が硬くなって便秘の原因になるので注 意が必要です。また、水分をキチンと摂ることで腸内の毒素が薄まって、悪玉菌の繫殖を抑え ます。
③乳酸菌…乳酸菌から作られる乳酸や酢酸が腸の蠕動運動を促します。善玉菌の繫殖を抑えて悪玉菌が作 り出した毒素を無力化させます。善玉菌のひとつ、ビフィズス菌も乳酸菌の一種です。
④オリゴ糖…善玉菌であるビフィズス菌のエサになり、善玉菌の増加を促進します。ショ糖と違って虫歯 にならない低カロリーの甘味料です。カルシウムの吸収を促進する働きもあります。
この4つが健康な腸にする栄養素とされています。
20~30代の日本人女性は深刻な食物繊維不足と指摘されています。理由はファストフードの早食い習慣・パスタや丼物などの単品メニューを好むこと・食事時間や少ない食事回数、睡眠不足など不規則な生活・ストレスの多い生活から腸の運動力や消化吸収力の低下などです。
食物繊維が足りないと、腸に老廃物や毒素が溜まった『ヨゴレ腸』になり、免疫力の低下や肌荒れなどさまざまな不調を招きます。
『ヨゴレ腸』ではないかと気になる方は、まずは上記の生活習慣などに注意したり、栄養素を摂るような生活を心掛けてみてください。
それでも腸の不調が気になる方は、めぐる漢方薬局にご相談ください。さまざまな方法で腸の不調を改善し、お客様にお喜びいただいております。