めぐるコラム

虹の橋を渡っていきました ~我が家の犬は19歳4ヶ月~

度々このコラムで登場する我が家の愛犬のミニチュアダックスフンド♀の『ミント』。
実は10月某日に天寿を全うして虹の橋を渡って逝きました。
先日49日も終えたので、ようやくこのコラムに書こうという気持ちになれました。享年19歳4ヶ月でした。
このコラムをずっと読んでくださっている方にはおなじみの『ミント』ですが、初めての方に少し説明します。
私の家でミニチュアダックスフンド♀・ロングコート・ブラックタンの犬『ミント』と暮らしていました。3歳頃から食事のほとんどを『手作り品』で与えていました。ちょこちょこ小さい病気はしても大きな病気も怪我もせずにきましたが、15歳で『子宮蓄膿症』を患い手術。お腹を大きく切った割に治りも早く術後も元気いっぱいに復活しました。
18歳の誕生日を過ぎた頃の軽い膀胱炎をきっかけに突然老化が進み、動作がゆっくりになったり、できない事が少しずつ増えていきました。
19歳の誕生日を過ぎた頃から、食べているのに瘦せたり、毛が薄くなったり、後ろ脚が弱ってうまく歩けなくなったりと老化が一気に進みました。
それでも調子が良くない時に漢方薬を飲ませたら良くなって、を繰り返したりで元気を保っていました。動物病院でも『心臓もしっかり、内臓もキレイ』と言われていました。
暑い暑い夏も乗り切って、涼しくなってきた10月中旬頃に突然『よく食べて、たくさん歩いて』とても元気な日が続いていたので、このまま寒くなったらもっと元気になって20歳の誕生日も迎えられそう、と喜んでいた矢先、ある日突然ごはんを食べなくなり、食べても吐いてしまう状態になりました。漢方薬も、おかゆ状のごはんも受け付けません。
土曜の夜からかなり元気がなくなったので、このまま調子が悪いようなら月曜日に病院に連れて行こうかと思う感じでした。
日曜日も元気が無く、震えて寒そうにしていたので暖かくして過ごしていました。その夜9時頃から急に10秒おきくらいに『わんっ』とかなり大きい声で吠え続け、吐いたり下痢したりが朝まで続きました。そして朝7時頃に急変して、大量に吐いて下痢したので『大丈夫?』と泣きながら聞いたら、今までの苦しそうな表情が一変して、最近では見たこともない若々しい顔で『にっこり』笑ったのです!
そしてガクッと全身の力が抜けていきました。もう呼びかけてもゆすっても動きません。
まだ身体は温かくやわらかなのに息をしていないのです。
しばらくは亡くなったのかよくわからず、泣きながら呼びかけたりゆすったりしていましたが、だんだん亡くなったことは理解していきました。
悲しくてやりきれませんでした。しばらくは頭が混乱していました。
2日後は定休日だったので、動物霊園で火葬していただき、手厚くおくりました。
それからずっと悲しくてコラムに書く気持ちになれなかったのですが、先日49日も無事終えたて、ひと区切りついたので書こうと思ったのです。
19年4か月。ずっと一緒に大切に楽しく暮らしてきたので、亡くなったことはとても残念で悲しいのですが後悔はありません。
ペットが亡くなった時によく言われる『虹の橋を渡って、気持ちの良い世界で若い姿になって他の動物たちと楽しく遊びながら飼い主さんの来るのを待っている』という世界があることを信じて、その時まで待っててね、と...。
楽しいこと・笑顔をたくさんくれてありがとう!の気持ちでいっぱいです