明けましておめでとうございます。
2021年も、めぐる漢方薬局をよろしくお願いいたします。
松の内が開けたかと思ったら1都3県で緊急事態宣言が発令され、愛知県ももう発令されそうな勢いです。
前回4月の緊急事態宣言とは違って、飲食店にターゲットが絞られているので、前回のように買いだめなどのパニック状態にはならないようですが、やはり飲食店の大変さを思うと気持ちが沈みます…。
まだまだコロナ禍は長丁場になりそうなので、あまり深刻に考えすぎず、かといって軽く考えすぎないようにしないと平静な気持ちが続かないかもしれません。
菅政権のモットーに『自分でできることはまず、自分でやってみる』という考え方があるそうです。
健康で、平常の時には当たり前にできそうですが、弱っている時には厳しい考え方のような気がします。
世界保健機関(WHO)が推奨している『セルフメディケーション』という考え方があります。
最近よく聞く機会も増えた言葉です。セルフメディケーションとは『自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること』と定義されています。
【セルフメディケーションの効果】
①毎日の健康管理の習慣が身につく
②医療や薬の知識が身につく
③疾患により、医療機関で受診する手間と時間が省かれる
④通院が減ることで、国民医療費の増加を防ぐ
とされます。
かかりつけ薬剤師を持つことで正しい情報を入手し、正しい知識を身につけることもセルフメディケーションの一環とされます。
とはいえセルフメディケーションも自身が健康で、平常の時の考え方かもしれません。コロナ禍での実戦は難しいかもしれませんね。
このコラムにしばしば登場する我が家の犬のミントは(ミニチュアダックスフンド♀)は昨年12月で18歳半となりました。ご長寿です(笑)
ミントにもセルフメディケーションの考え方を取り入れて毎日を過ごしていることが健康の秘訣の1つだと思っています。
すべてを自助でやろうとすることは限界がありますが、健康な時はセルフメディケーションの考え方を取り入れることはコロナ禍の長丁場を乗り切るためには有効かもしれません。